2012年12月16日

情報化時代の著作権(1) 著作権とは

「著作者」が「著作物」に対して持つ権利のこと。著作物とは著作権法で「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」と定義されています。

 なんだかよく分からない文章ですが、要するに「文章、曲、歌詞、写真、イラスト」などはすべて著作物。著作権は著作物を創作した時点で自動的に発生するので、役所などに届けなくても著作者の権利として認められることになります。

 もちろん、掲示板などに書き込んだ文書も「書き込んだ時点」で著作権が発生することになります。ただし、1行以内の挨拶程度の書き込みは「創作的」とはいえないので、著作物にはなりません。また、登録した「ニックネーム」や掲示板に投稿したときの「タイトル」なども基本的に著作権とは無縁です。

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2012年12月17日

情報化時代の著作権(2) 著作権表示

「Copyright コピーライトマーク 2012 SANKI SANGYO. CO.,LTD. All Rights Reserved.」のような表示を「著作権表示」と云います。「@」の代わりに[(C)]
と表記することもあります。

 日本の場合、著作権表示がなくても著作権が発生するので、あらためて表示する必要はないのですが、わずかながら「届け出をしないと著作権が認められない国々」もあるので、グローバルな企業のホームページには必ず表示してあります。

 著作権表示の形式は規定されてはいないのですが、「(C)」+「公表年(発行年)」+「著作権者」+「All rights reserved.」が一般的。「All rights reserved.」は「すべての権利は著作者が保持する」の意です。

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2012年12月18日

情報化時代の著作権(3) 著作権の保護期間

 著作権法の定義では、原則として「著作者の死後(共同著作物にあっては、最終に死亡した著作者の死後)50年」とあります。法人や団体が著作権を持つ場合は「その著作物の公表後50年」。

 つまり、著作物が発表されてから50年ではなく、著作者の死後50年経った場合に「著作権が消滅」です。たとえばこの文章、著者が現在20歳だとして60年生きるとすると、死ぬのは2072年、それから50年経った2122年に著作権が消滅することになります。

 なお、掲示板などにニックネームで書き込んだ文章でも「変名の著作物」として著作権が発生します。その場合、公表後50年が保護期間、その人物の存在が「誰でも知っている人」であれば実名と同じように死後50年となります。

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2012年12月19日

情報化時代の著作権(4) 著作物を使いたいとき

「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用」する場合は、CDをダビングしたり書籍の一部をコピーすることはできますが、それを著作者に無断で第三者に提供するかたちになると著作権法違反となります。

 掲示板の場合、映画のワンシーンや歌詞を掲載することは御法度。ホームページへの掲載も、第三者が見ることができるのでNGです。それでも他人の著作物を利用したいときは、「転載」と「引用」の2つの方法のいずれかをとらねばなりません。

<転 載>
 著作物を複製して公衆に提示する場合、著作権者から許可を得る必要があります。使用目的などを明確にし、著作権者と交渉することになりますが、歌詞の場合は日本著作権協会(JASRAK)などに申請して利用料を払い込めば転載可能です。

<引 用>
「引用」の場合、著作権者に断らなくても掲載することができる場合があります。著作権法の「引用の定義」は「公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲」。「公正な慣行に合致」とは、<どうしても引用しなければ話が先に進まない>場合で、<引用する個所はできるだけ短い>状態、さらに<引用した部分が主文に対して従の関係>であり、<引用するモノがどこに掲載されていたのか出典が明示されている>ことが肝心です。整理すると、以下のようになります。

●引用のルール
1.引用する必要性がある。
2.引用文を『』などで囲むか、あるいは段落下げをするなど、引用範囲を明確にする。
3.必要な部分だけを引用。ただし、改変しないこと。
4.自分が書いた文章が「主」、引用部分が「従」の関係にする。
5.著作者名や作品名など、著作物を特定できるものを明示する。

 川柳や俳句、短歌の場合、元々が短い文章なので、短くしようがありません。歌詞の場合、出だしの1小節〜2小節なら全体を鑑賞できないのでOKということになります。なお、自分が投稿した文章を「引用禁止」にすることはできません。公表された著作物に関して、誰もが「無断で引用」することができるからです。たとえ「無断引用禁止」と表記されていても、引用のルールを守れば許されることになります。

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2012年12月20日

情報化時代の著作権(5) 著作権法に抵触すると

 掲示板の場合、その掲載を許した開催者が著作権法違反となるようです。著作権だけに限らず「書き込みのルール」に反した内容を書き込むと、消去せずに放置しておいた開催者側が罰せられることになるので、十分にご注意を。

 なお、著作権法の全文はWebサイト「社団法人 著作権情報センター」で閲覧することができます。

「社団法人 著作権情報センター」
http://www.cric.or.jp/


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「著作権」について判りやすく解説されたページが多く、質問も受け付けてくれるので便利。

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