2013年03月10日

方言で放言(1) 絵解き辞典『かんさい絵ことば辞典』

 吉本興業のおかげなのでしょうが、今や関西系の言葉は全国区。だから「なんやようわからんげど、知っとかな、どんならん」です。

 たとえば大阪の会社に出張したとき、応接室に案内してくれた女性に「れーこーでいいですか?」と訊かれたときはどないする? 脳内に「礼講」「冷鋼」といった文字が浮かび上がってしまってはダメ。ホントは言葉の頭に「お飲み物は」を付けないといけないんですけど。

「れーこー」とはアイスコーヒーのこと。名古屋の喫茶店でも、夏になると「れーこーでええわ」とか「れーこーにしてちょ」などと声が飛び交います。もっとも、場所が場所だけに、すぐに理解することができますけどね。

 要するに、言葉とシチュエーションは密接に関わっているわけで、たんに文字面だけで方言などを理解しようとしてもムリ。だから関西弁の場合も、現地の状況が把握できないから知識として覚えるだけになってしまいます。

 そこで注目したいのがWebサイト『かんさい絵ことば辞典』。「たいたん」とか「なんなん」など、文字だけでは、皆目、意味不明な関西弁でも、イラストレーターであるブログ主による「絵解き」になっているので一目瞭然。楽しみながら関西弁のお勉強をすることができます。

『かんさい絵ことば辞典』
http://ameblo.jp/kansai-ekotoba/

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トップページです。順にバックページを開いてくことができるほか、あいうえお順一覧、最新記事一覧を表示させることもできます。

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「おいど」のページです。なんだか「追い戸」に聞こえますが、「追い戸」などという「戸」はなく、関西弁では「お尻」のこと。関西芸人がよく使っているので、ほぼ全国区かも。

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2013年03月11日

方言で放言(2) 『おらが村の放言自慢』はいみふみこで激ワロス

 その名もズバリ、Webサイト『オラが村の方言自慢』には全国の方言が精力的に収集されていますが、もっとも面白いのが「おまけ地方」に掲載されている[幼児言葉][ギャル言葉]など。

 いずれも「全国各地から寄せられたものを表示」しているから、実にバラエティーに富んでいて抱腹絶倒です。中でも[幼児言葉]は、テレビで荒っぽいお笑いを見るよりも面白い。たとえば「大丈夫?」は「あ〜ぶじゅ」、「インターネット」は「いねとっと」。

[ギャル言葉]も面白い。中高年になると、ギャルとは限りなく無縁の存在になるので、ギャル同士の会話はまるで宇宙語。しかも、かなりの早口なので、とっかかりを掴むことすらできません。で、このページでお勉強すると、「AKB」→「A(あいつ)K(かなり)B(バカじゃね)」、「DS」→「どうかしてる」。「KK」→「化粧こわい」、「MK5」→「マジギレ5秒前」のような短縮形のほか、「激ボン」→「かなりビンボー、またはケチな人」、「ココおれ」→「心折れる・・・」のような意味不明の言葉でも容易に理解できるようになります。これなら、電車の中で交わされるギャル同士の会話はすべて把握可能。でも、パじゃねぇ〜言葉に、バビらないように。

『おらが村の方言自慢』
http://www6.shizuokanet.ne.jp/kirameki/hougen/index.htm

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トップページ。ページの下方に、県別で収集された方言の数々が掲載されています。でも、ユニークなのは「おまけ地方」の[幼児言葉][ギャル言葉]など。いずれも笑いなしでは読み進めない言葉ばかりです。

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[幼児言葉]のページ。オトナだけど、「あんよ(歩く)のはいやん(いやだから)、いねとっと(インターネット)であぼす(遊びた〜い)」などと声を出して云ってみたい。リズムも良く、簡単明瞭。ただし、相手に通じるかどうかが問題だけど。

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[ギャル言葉]のページ。進化が早すぎるので、覚えたころには「死語」でしょうか。これでは、落ち着いてギャルとお話もできませんね。・・・そんなシチュエーションは、ないか。

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2013年03月12日

方言で放言(3) 『うなたろうべぇの部屋』は本格的だぎゃぁ

 Webサイト『うなたろべぇの部屋』は、管理人「うなたろう」さん作成の名古屋弁のためのサイト。「世間の方々に名古屋弁というものが、どういうものなのかを知っていただくために作成」したそうで、そういうご本人は生粋の名古屋人ではなく、生まれてこのかた尾張地方らしい。

 そのため生粋の名古屋弁にくらべ、尾張弁は「少々訛りがあります」・・・って云われてもなぁ。他県者は聞き分けられるのだろうか。なんだか、俄然、興味が出てきて、名古屋弁と尾張弁のシャワーを思いっきり浴びたくなってくるから不思議。

 トップページを訪れると、いきなり「あんきに作っとってまんだええころかげんの部分が多いけどが、良かったら覗いていってちょおせ」とくるから、ドキドキワクワク。でも、意外と云ったら失礼になるけれど、学術的なんですよね。ほとんど更新もされていない様子だし、見捨てられてしまったような状態だけれども、名古屋弁および尾張弁を楽しく知るには、もっとも適したサイトだと思われます。

<コンテンツ>
はじめに/100の質問/分かり易い?名古屋弁講座(名古屋弁の解説だぎゃ!1、2)/名古屋弁会話(一般的な主婦60代〜の会話1)

『うなたろうべぇの部屋』
http://www.geocities.jp/morokounataro/ntop.html

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トップページ。味噌煮込みうどんですかね。うまそ。ブログのタイトルを「尾張弁を含む名古屋弁講座」に変える・・・とありますが、そのままです。

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[名古屋弁講座]の第1ページ目。結構、真面目な雰囲気。でも気取った文章ではなく、要点を的確におさえてあるから、とても読みやすく理解しやすい。

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2013年03月13日

方言で放言(4) 鹿児島方言古典落語『酔払い/三遊亭歌之介』

 Wikipediaによると、九州地方の方言は大きく分けて「豊日方言」「肥筑方言」「薩隅方言」の3つ。さらに細かく分類すると、県ごとに独自の方言があるようです。

 いっとき話題になった宮崎弁「どげんかせんといかん」は、正しくは「どんげかせんといかん」らしい。宮崎県人によると「どげん」は「どんげ」、「こげん」は「こんげ」になるそうです。だから「どげん・・・」は都城弁あるいは鹿児島弁ではないかと。

 九州地方に縁がないと「どげん」も「どんげ」もすべて九州弁となってしまいますが、これをきっかけに「どげん」の鹿児島弁の語り口をじっくり聴いてみることにしましょう。

 登場するのは鹿児島育ちの三遊亭歌之介(昭和34年4月8日生)。鹿児島弁の落語で注目を集めている3代目三遊亭圓歌門下の落語家です。とくに故郷での公演は、オジさんオバさんたちに大受け。おあとがよろしくなるまで、笑い声の大洪水です。


『酔払い/三遊亭歌之介』(鹿児島方言古典落語のプロソディー解釈)
http://lg.let.kumamoto-u.ac.jp/prosody/yopparai.html

※熊本大学言語学研究室のHPです。歌之介演じる「酔払い」は、志ん生などでお馴染みの「替り目」と同じ内容です。

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熊本大学言語学研究室が言語学上の見地から分析した歌之介の落語「酔払い」。サウンドを聴くことが出来ます。カタカナ部分が口述、ひらがな部分が標準語です。


YouTube: 三遊亭 歌之介 講演

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2013年03月14日

方言で放言(5) youtubeのまとめ『大人気セミナー名古屋弁講座』

 タモリは名古屋弁のことを「みゃ〜みゃ〜」と表現しましたが、あくまでも表面的あるいは感覚的なことで、核心をついてはいません。注意深く聴いてみると、意外なことに「みゃ〜」は少なく、「がね」「だわ」「ちょ」「かんわ」「りゃ〜」など、語尾変化の多彩ぶりに驚きます。

 お年寄りなどが「やっとかめだなも」は「八十日目ぶりですね」の意。「しばらくぶりですね」と云うより、語感がやわらかいし、相手に共感を求める語尾の「なも」は「ね」よりも親近感を感じます。若者は使いませんけど。

 でも、その親近感というか相手との距離感というか、ちょっとばかりネバついたところが気になります。たとえば河村たかし名古屋市長の話し方は、なんだかグチっぽく聞こえ、まさか230万人近くの市民を相手にしているとは思われません。

 論より証拠。youtubeに投稿ざれている「名古屋弁講座」を見てみましょう。名古屋ローカル番組の人気コーナーだったそうです。

<youtube名古屋弁講座コンテンツ>
名古屋弁講座サンダーバード/名古屋弁講座 ハイジ/名古屋弁講座 ゴルゴ13/nagoya/ヴァージンVS「ロンリー・ローラー」

『大人気セミナー名古屋弁講座』
http://www.youtube.com/playlist?list=PLB4C0FF0521C20E6A

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名古屋人も面白いというから、名古屋弁は強烈。


YouTube: 名古屋弁講座 サンダーバード

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